健康?運動障害教育コース
コースの特色
病気の子どもや運動障害のある子どもたちが体験する困難や教育的ニーズを深く理解した上で、それらに対応するための教育的支援のあり方について実践的に学び、教材?教具や補助具、ICT機器などを用いた具体的な支援や指導の方法を身につけます。こうした、慢性疾患や身体機能上の障害のある子どもたちへの教育的支援のほか、関連する領域として学校適応支援についても深く学び、研究していくことができます。
[主な専門科目]
■特別支援教育基礎理論 ■特別支援教育総論 ■病弱の教育課程?指導論 ■病弱の心理?整理?病理 ■肢体不自由への教育支援演習 ■病弱への教育支援演習 ■重度?重複障害への教育支援
教育体系
1年次では「特別支援教育理解」、「特別支援教育基礎理論」、「特別支援教育総論」などで、2年次以降の本格的な専門領域の学修に備えます。
2年次から、健康?運動障害を中心とした特別支援教育領域の授業を受講します。小学校または中学校の教員免許状を取得するための勉強と並行して、特別支援学校の教員としての専門領域を深めて学んでいきます。
3年次に小学校または中学校で3年次教育実習に取り組みます。「肢体不自由への教育支援演習」または「病弱への教育支援演習」では発展的な学びを深めつつ、卒業研究に向けての準備を進めます。
4年次では4年次教育実習のほかに卒業研究に取り組みます。
取得免許?資格
[卒業要件を満たせば取得できる免許状]
■特別支援学校1種(コースに応じて 領域※1が指定される)
■小学校1種または中学校1種(1教科)
[卒業要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば取得できる免許状※2]
■特別支援学校1種(指定以外の領域)
■幼稚園1種(2種)
■小学校1種(2種)
■中学校1種(2種)
■高等学校1種
※1 学校教育法第72条に規定する視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者(身体虚弱者を含む)に関するいずれかの教育領域のこと。
※2 修得しなければならない単位数は、所属するコースや取得を希望する免許状の教科によって異なります。また、希望する免許状の種類によっては時間割の都合などで取得できない場合があります。
- 特別支援学校教諭免許状取得には基礎免許として小学校教諭1種免許状または中学校教諭1種免許状(最低1教科)が必要です。
- 中学校教諭1種免許状の要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば、高等学校教諭1種免許状も取得できます。
- 特別支援教育に関する科目について所定の単位をさらに修得することで、特別支援学校教諭1種免許状において指定される全ての領域の免許状を取得することができます。